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| 導入前の課題 | 導入後の効果 |
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| シンクライアント化でセキュリティを強化したいが、ユーザーの作業効率低下を避ける必要があった。 | 「VMSiCS」の導入により、ユーザーの使い勝手を変えずに、シンクライアント化することができた。 |
| システム管理者のマンパワーは限られているため、運用管理にかかる作業負荷を軽減できるソリューションが必要だった。 | ユーザーに負担をかけることなく、セキュリティパッチを適用でき、適用漏れをなくすことができた。 |
| 会社全体で節電に取り組んでいるため、少しでも電力がかからないソリューションが求められていた。 | シンクライアント化により、PCと比べて、50%以下まで消費電力を抑えられるようになった。 |
これまで、電力を供給する側の電力会社や、大量の電力を必要とする工場・ビルなどに対して、それぞれのニーズにあった電力設備・機器を提案・納入してきた株式会社高岳製作所様(以下、高岳製作所様)。同社が仮想PC型シンクライアントサービス「VMSiCS」を採用した経緯とその効果について、高岳製作所ものづくり本部情報システム部部長の毛受重久(めんじょうあつひさ)氏、同部生産情報システムグループの島田豊氏、そしてグループ会社であり、シンクライアントシステムの製造販売を行っている株式会社ミントウェーブ(以下、ミントウェーブ様)ビジネスシステム事業部ソリューショングループ主任の大岩宣智氏にお話を伺いました。
設計・開発部門のシンクライアント化を実現し、セキュリティを強化したい。
今回、「VMSiCS」を導入された経緯を教えていただけますか?
企業にとって統制環境、情報漏えい防止を含めたセキュリティの強化は、避けて通れない問題です。そこで、当社はさまざまな手段の中から、グループ会社であるミントウェーブが製造販売しているシンクライアント端末を利用して、セキュリティの強化を数年前から進めてきました。そして、東京本社にあるすべての部署、栃木県小山市にある工場の方でも経理や資材などの部門、グループ会社を含め、約600台のPCをシンクライアント化しました。しかし、工場にある設計部門や開発部門の技術系スタッフが使うPCは、単純なシンクライアントシステムではうまくいかないという事情があり、セキュリティ強化という問題を解決できずにいたのです。(毛受氏)
うまくいかない事情とは、具体的にはどのようなことだったのでしょうか?
設計部門や開発部門の技術系スタッフは、日常的にCADなどの大きなデータを使って仕事をしています。また、仕事の効率性を高めるためにデュアルモニタにしていたり、20インチを超える横長の大画面モニタを使っていたりします。しかし、単純なシンクライアントでは、とても大きなデータを取り扱うことができなかったり、1つのシンクライアントでは2つの画面を表示できなかったりという問題から、シンクライアント化できずにいました。そこで、ほかに最適な手段はないか探していたのです。 (島田氏)
| 高岳製作所様が抱えていた課題 |
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稼働後の運用管理まで、明確にイメージできる提案が決め手に。
最適な手段を検討するにあたって、どのようなシステムを探されたのですか?
大画面、マルチディスプレイ環境での使用を考慮して、仮想デスクトップ型のソリューションが適していると考えていました。また、高岳製作所では異なるサイズのディスプレイでデュアルモニタを実現することが多いため、独立してディスプレイを使用できることが求められました。そこで当社がさまざまなソリューションを検証したところ「VMware View」だけがうまく稼働しました。そこで、VMwareを本格的に導入することにしたのです。(大岩氏)
私からミントウェーブには、必要最低限のことに加えて、運用管理を楽にしたいという要望を出しました。ほぼ私1人が工場のシステム運用管理を任される可能性があったので、運用管理を楽にしたいとお願いしました。 (島田氏)
最終的に、どのような理由から「VMSiCS」を選定されたのですか?
ミントウェーブとしては、高岳製作所と一緒に3社からの提案を比較検討しました。その中で、シンクライアントを導入してセキュリティを高めるという当初の目的はもちろん、運用管理の実績も豊富で、実際のメンテナンスや運用のイメージが掴めるような提案をしてくださった日立システムズにお願いすることにしました。また、VMwareとのつながりが強く、当社が2画面出力できる大画面対応モデルのシンクライアント製品を開発することにも協力してくださるということも決め手になりました。(大岩氏)
| 「VNSiCS」を選択したポイント |
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シンクライアント化により、消費電力を50%以下に抑えることができた。
導入に際しまして、何かご苦労されたことはございますか?
2011年1月ごろから構築が始まって、3カ月くらいで構築期間が終わるころ、あの東日本大震災が発生したのです。しかし、大きなスケジュール変更もなく本稼働までご対応いただき、たいへん助かりました。また、実際の運用管理の段階に入っても、細かな部分までメールでご連絡いただき、ご協力いただいています。(島田氏)
「VMSiCS」の導入で、どのような効果が出ていますか?
ユーザー側の使い勝手を変えないことを目指してきましたので、デュアルモニタにも対応できていますから、うまく導入できたと考えています。管理面でいうと、ユーザーに負担をかけることなく、セキュリティパッチを適用でき、適用漏れをなくすことができたことが大きいと感じています。また、現在は会社全体で節電に取り組んでいるのですが、シンクライアント化によって、PCと比べて消費電力を50%以下まで抑えることができました。このことは、非常に重要な効果だと感じています。今はまだ導入から日が浅いので今後になりますが、シンクライアントにはハードディスクがないので、PCの故障率が少なくなるのではないかと期待しています。(島田氏)
今回は、高岳製作所の専用モデルという形で製品を開発しましたので、この結果をフィードバックして、今年度の新モデル開発につなげていきたいと考えています 。(大岩氏)
| 導入サービスの内容と効果 |
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最終的には全社的に「VMSiCS」の導入を進めたい。
将来の展望について、教えていただけますか?
今回は、技術系を中心にしたシンクライアント化の第一歩として、トライアルという形で30台のシンクライアント化を実施しました。まずはこれを600台まで拡大し、最終的には全社的に導入を進めていきたいと考えています。また、今回の導入においてミントウェーブと高岳製作所で実証を進めたものを、次の製品作りにつながるようにしたい。そこは、日立システムズの技術協力を仰ぎながら、ミントウェーブの端末やサーバーの開発に生かしていきたいと考えています。(毛受氏)
今後、日立システムズに、どのようなことを求めますか?
ミントウェーブでは、今回のような仮想デスクトップなどの構築実績がまだ多くありません。今後は、そういう分野でユーザーはどんなことを求めているのかなど、市場ニーズに基づいたアドバイスをいただけると非常にありがたいと思います。また、そういうユーザーの希望に応える端末作りをしたいと考えていますので、今後もぜひ協業していきたいというのが私たちの希望です。(大岩氏)
ほかの導入企業様の事例を含めたフィードバックも、可能であればいただきたいと思います。他社はどのような取り組みをしているのか、当社はトレンドから外れていないかなど、日立システムズでなければ分からない情報も提供いただければと思っています。(島田氏)
| 予定している今後の方針 |
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株式会社高岳製作所
1918年の設立以来、電力設備や機器を一貫して作り続けてきた高岳製作所様。ますます高度化・多様化する電力設備・機器へのニーズに対して、技術の高度化をはかることで、無限の可能性を追求しています。また、より高品質で魅力ある商品を提供することで、お客さまからの信頼が得られる企業、自然環境に配慮した地球に優しい企業を目指しています。
設立 1918(大正7)年3月9日 / 所在地 東京都中央区明石町8-1
URL http://www.takaoka.co.jp/
株式会社ミントウェーブ
高岳製作所様のグループ会社として、シンクライアントシステムの製造販売やコンピュータソフトウェアの開発受託などを行っているミントウェーブ様。人とコンピュータの調和をはかり、最適な情報システムを提供することで、 豊かな社会づくりに貢献しています。
設立 2002(平成14年)年10月 / 所在地 東京都千代田区神田神保町1-50 浦野ビル7F
URL http://www.mintwave.co.jp/

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今後はミントウェーブ様と一緒に、拡販を実施していきたい。
高岳製作所様では、ネットブート型以外のシンクライアントでは実現が難しいと従来いわれていた、画像処理の分野で実際にシンクライアントシステムをご利用いただいています。現在、製造業ではセキュリティの観点からCADなどの画像処理の分野でシンクライアント化を実施することに関心が集まっています。こうしたニーズを踏まえ、今後、ミントウェーブ様と一緒にシンクライアントシステムの拡販を実施していきたいと考えております。
仮想化のプロフェッショナルとして、ご支援させていただきます。
プロジェクト期間中に東日本大震災が発生し、その後の余震や計画停電など厳しい環境の中、高岳製作所様とミントウェーブ様に多大なご協力を賜り、無事に稼働することができました。今後は、全社展開に向け、お客さまのお役に立つことができるよう、仮想化のプロフェッショナルとして、ご支援させていただきます。
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