お客さま導入事例

事例キーワード セキュリティ向上 管理工数削減 シンクライアント

栃木県那須塩原市様

導入の目的選定のポイントシステム概要今後の展望

導入前の課題導入後の効果
教職員750名のクライアントPCに対する、管理工数を減らしたい。 シンクライアント化によって、クライアントPCを統一的に管理できるようになった。
業務で扱うデータの情報セキュリティ水準を向上させたい。 データを持ち帰らずに、自宅でも職場と同様の環境で、業務ができるようになった。
1人1台のPC端末を整備するのにかかる費用を抑えたい。 仮想化技術によって、270台の端末で750名分の環境を構築できた。

栃木県北部に位置する那須塩原市様は、「人と自然がふれあう やすらぎのまち」を将来像として掲げ、それを目指したまちづくりを市民と協働で進めておられます。その那須塩原市様が今回、同市の小中学校の職員PCに向けて「VMSiCS」を導入した経緯とその効果について、那須塩原市教育委員会事務局教育総務課施設係主任・大島彰氏、同課施設係・藤城大幹氏にお話を伺いました。

導入の目的

教職員のPC環境の整備にあたって、管理工数の膨大化に不安

今回、「VMSiCS」の導入を検討された背景をお聞かせください。

那須塩原市には25の小学校と10の中学校があり、約750名の教職員が在籍しています。教育現場で使用するPCについて、これまで教育委員会で統一的に管理するということは行なっていなかったため、教職員が学校に持ち込んでいた個人のPCと、市で整備した備品PCが混在していました。(大島氏)

具体的には、どのような方法をお考えだったのでしょうか?

文部科学省からも、平成22年度をめどに校務用のパソコンは教員1人1台整備する指針が示されておりました。そこで、私たちは教職員に対して1人1台校務用PCを整備し、統一的な管理を行なうため、計画を進めていました。しかし、検討を進めていくうちに、750人という教職員のクライアントPCすべてを管理するということは、私たちの体制や状況を考えると難しいだろうということになりました。そこで、何か有効な方法がないか、探すことにしたのです。(大島氏)

那須塩原市 教育委員会事務局 教育総務課施設係 主任 大島彰氏

選定のポイント

業務に影響を与えずに、セキュリティを向上できることが魅力

方法の選定を進めていく上で、ほかにはどのような課題をお持ちだったのですか?

那須塩原市 教育委員会事務局 教育総務課施設係 主任 藤城大幹氏

情報セキュリティが問題になりました。教職員は学校だけではなく、自宅にデータを持ち帰って作業を行なう場合があり、その手段として個人のPCに直接データを保存したり、USBメモリを使ってデータを持ち出したりしていました。個人情報についても、高いセキュリティで守られている状況にはありませんでした。(大島氏)

毎月のように盗難や紛失による情報漏えい、という記事が新聞などで報道されているなかで、教職員の仕事にあまり影響しない形で、安全面でのリスクを削減したいと考えていました。(藤城氏)

当社の「VMSiCS」を選定したポイントは、どのようなものだったのですか?

暗号化もせず、USBメモリでデータを持ち歩く教職員の方もいましたので、シンクライアント化によって、データを持ち帰らずに自宅で仕事ができるということが、一番の魅力でしたね。また、仮想化という技術についても、大いに賛同できました。今回いくつかの業者に声をかけさせていただき、USBメモリを暗号化するといったソリューションなどをご提案いただきましたが、日立システムズ(旧:日立情報システムズ)と同じようなタイプの提案はありませんでした。(大島氏)

システム概要

270台のPC端末の整備で、750名分の環境を構築

実際のシステム構築については、どのように進められたのでしょうか?

2008年の12月に最初の段階としてサーバ側の整備を完成させ、2009年の2月から3月にかけてシンクライアント端末を270台増設していきました。最終的には750人分のPC台数を整備していかなければならないので、現段階ではまだ整備途中といえますが、今回の仮想デスクトップの整備によって750 人分の環境を構築できました。(大島氏)

システム導入後、現場ではどのような効果があがっていますか?

現在は、運用開始からまだ月日が経っていないので、数値的な効果はデータとして出ていません。しかし、管理する側としてはサーバ側を見れば端末の異常が分かりますので、遠隔地の学校へ出向かなくても処置が行なえますし、迅速に対応できます。また、那須塩原市は広いので、遠くの学校まで足を運ぶとなると、車で最長1時間以上はかかることがあります。当初想定していた方法と比べると、運用や保守の負担は大幅に減っていると思います。(大島氏)

セキュリティを向上させるために、以前よりは若干手間がかかりますが、教職員たちにも概ね受け入れられています。やはり、新たに仕事用の環境設定をする必要がなく、自宅で作業ができるということが好評のようです。また、1~2kgのノートPCを持ち歩くより、PCをシンクライアント端末化するUSBタイプのデバイスである、ポケットクライアントを持ち運ぶ方が軽いので、嬉しいという声も聞かれますね。(藤城氏)

イメージ図:システム概要

今後の展望

末永くアドバイスをいただけるパートナーとして期待

今後の展望について、お聞かせいただけますか?

現職員や過去にここで働いていた職員が、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャーなどの資格を取る際、何年間在籍し、何日間出勤したかを、履歴書に記載 しなければなりません。現在、このデータを算出するのにたいへん苦労しています。このような計算が、一瞬で取り出せるようになると、たいへんありがたいですね。

これから期待したいことはありますか?

今はまだ、現状の機能を使いこなしていくのに精一杯ではありますが、より良い使い方などを、今後も末永くアドバイスをいただけるようなビジネスパートナーであってほしいと思いますね。また、現在1台だけタッチパネル仕様のパソコンを用意して、利用者の方にもインターネットやゲームなど楽しんでいただき、言葉などを覚えるきっかけになれば、と考えています。そういった試みの実現などにも、ぜひご協力いただきたいと思います。

お客さまについて

栃木県那須塩原市

栃木県北部に位置する那須塩原市様は、平成17年に黒磯市、西那須野町、塩原町が合併して誕生しました。新幹線や高速道路、国道4号線が南北に走り、交通の要衝として栄えてきた同市は、栃木県北部で最大の商業圏を形成しています。また、温泉・スキー場など、多くの観光客を引きつけるレジャーエリアであるほか、酪農をはじめとする食糧供給基地としての役割も担っています

イメージ図:栃木県那須塩原市

設立 2005(平成17)年1月1日 / 所在地 栃木県那須塩原市共墾社108番地2
URL http://www.city.nasushiobara.lg.jp/


担当者より一言


樋口忠彦

教職員様の校務や授業そのものをITで支えられるよう、提案を継続していきます。

先進的な部類に入る、当社の仮想化技術を用いた提案を受け入れていただき、那須塩原市職員様のITリテラシーの高さを実感しました。今後は、今回構築した環境を利用し、実際にパソコンや各種システムを利用される教職員様に対し、校務やITを利用した授業を効果的に支援できるような提案を、継続して行なっていきたいと考えております。


北川浩己

ほかの自治体様に自慢いただける教職員PC環境の、整備のお手伝いをしていきます。

教育現場において、高いセキュリティを維持しつつ、トータルコストを低減したPC環境の整備を実現いただき、私どもも那須塩原市様のお役に立てたのではないかと考えております。教職員PC環境の整備はまだ過渡期にありますが、那須塩原市様から信頼いただけるICTパートナーとして、今回構築させていただいた環境の安定運用と、さらに利便性の高い機能・サービスの追加に努め、ほかの自治体様に自慢できるような教職員PC環境を作るお手伝いをしたいと考えています。

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最小構成から将来的な拡張性を備えたシンクライアントサービス。

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