
| 導入前の課題 | 導入後の効果 |
|---|---|
| 現行システムをそのまま使用したいが、OSを入れ替えてシステムも移行するには大幅なコストが必要だった。 | 仮想化の技術により、システムの再構築なしで、そのままシステムを移行することができた。 |
| 期限切れで保守が受けられなくなったサーバの見直しを迫られていたが、必要となるコストについて不安があった。 | サーバを新たに購入する際にも、仮想化でサーバ購入台数を軽減でき、費用を抑えることができた。 |
| サーバルームが満杯になっていたため、スペースの問題、熱対策、省電力など、改善策が求められていた。 | データセンタへのシステム移設によって、スペース、熱、電力などの問題を一度に解決できた。 |
マンションやビルの管理・運営のコンサルティングを中心に、快適な住環境・事業環境のサポートによる総合サービスを全国規模で展開している株式会社東急コミュニティー様(以下、東急コミュニティー様)。同社が今回、社内システム環境の見直しに際して、日立情報システムズの「サーバ統合」を採用した経緯とその効果について、IC事業部情報システム部計画課課長の佐藤徹氏、同課リーダーの須藤信行氏、同課の愛川洋一氏にお話を伺いました。
システムとハードの両面から見直しが必要だった
「サーバ統合」を導入されるまでの、経緯を教えていただけますか?
現行のシステムは、もともとホストで動かしていたものです。
2000年あたりからオープン化を行い、それ以降はシステムを変えずに使い続けていました。そのため、OSを入れ替えてシステムを移行するためには、システムを再構築しなければならず、コスト的にも期間的にも人的にも、厳しいものがありました。加えて、サーバも入れ替えてから4年~7年経過していて、劣化は進むのに、期限切れで保守対応が受けられないという問題がありました。(愛川氏)
システムとハード、2つの側面から見直しの必要があったということですね?
はい。さらに、事業の拡大に合わせて次々とシステムを開発していったため、サーバが増加して、サーバルームが満杯になっていました。そのため、スペースの問題だけではなく、熱対策や省電力などについても、何らかの改善策が必要になっていたのです。(愛川氏)
| 東急コミュニティー様が抱えていた課題 |
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仮想化の実績や高い技術力、データセンタなど総合的に検討
そうした問題が出てきたときに、どういった解決策を練られたのですか?
仮想化が有効であることは知っていましたが、実務に使えるレベルまで安定してきたかどうかなど、テスト的に検証する必要があると考えていました。
そこで、検証の意向を含めたRFPを作成し、お付き合いがあったベンダー8社の中から、比較検討をさせていただきました。(佐藤氏)
選定のポイントは、どのようなことだったのですか?
システムを仮想化するだけではなく、その後の運用も含めてお願いできること。それに、データセンタへの移設が可能であること。責任を持って最後まで面倒を見ていただけることが条件でした。(愛川氏)
それに伴って、バックアップ体制や、障害監視体制、緊急対応などにおいて、システム間のバラツキをなくして、統一的に運用できることも、1つの要件でした。あと、ご提案をいただいたとき、実際に担当されるプロジェクトマネージャーにも同席していただきました。価格面や技術力はもちろん、実績の面も重視したかったのです。(佐藤氏)
| 「サーバ統合」を選択したポイント |
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サーバ台数の大幅削減に加え、稼働の適正化が可能に
実際の検証は、どのように行なったのですか?
実際のデータセンタで使用する機材をお持ちいただき、物理サーバで動いているものを仮想化して移行し、正常に動くかどうか検証しました。
特に、処理能力が上がったとはいえ、1つのサーバ上にシステムがいくつも乗って大丈夫かという心配があり、操作面とスピードを重視しました。そして、十分な検証ののち、仮想化の採用を決断しました。(愛川氏)
検証時に、日立情報システムズからレクチャーを受け、仮想化を学習して本番に挑みました。おかげで、スムーズな運用ができていますし、本番の設計もある程度理解できています。(佐藤氏)
仮想化による効果を、教えていただけますか?
実際にはサーバ121台、サーバラック22本あった中から、74台を仮想化し、ブレードサーバ12台、ラック6本に集約しました。しかも、12台のうちブレードサーバ2台は予備用で、ハードに障害があっても、継続的に運用ができるような体制を作っています。(須藤氏)
ほかには、どのような効果がありましたか?
コスト面での効果はもちろんですが、データセンタでのシステム稼働状況が把握できるので、状況を見ながらリソースの配分を適切に変えることができます。安定した稼働のための管理・運用ができるのは大きいですね。(佐藤氏)

インフラを含めた社内システム全般のサポートを期待
今後の展望について教えていただけますか?
今までは、システムを一部開発するだけでも面倒でしたが、仮想化によってバックアップも取れますので、万が一不具合が起きたときの心配がなくなり、テスト用環境での検証がしやすくなりました。
こうした点を有効に使って、これまでOSのサービスパックをインストールできていなかった環境にも、実施していきたいと思います。(愛川氏)
サーバ調達が不要になり、導入が1カ月以上早くなったので、システム開発やテスト環境を作るにしても、新規に構築しやすくなり、導入期間を短縮できるようになりました。これからは、システム開発の時間をアプリケーションの開発にかけられますね。(須藤氏)
これから日立情報システムズには、どのようなことを求めますか?
今、日立情報システムズにお願いしているのは、ネットワークですね。仮想化によってサーバを二重化し、より堅固なシステムを構築していただきましたが、本社とデータセンタをつなぐ線が切れてしまえばダメになってしまいます。メインが落ちてもサブのネットワークで何とか対処できるようにお願いしています。(愛川氏)
これからもビジネスパートナーとして、社内システムを全体的にサポートいただこうと考えています。継続的にタッグを組みながら、親密なお付き合いができればと思います。(佐藤氏)
株式会社東急コミュニティー
マンションやビルなど建物の管理・運営を中心に、お客様のあらゆるニーズに応え、現在そして未来の価値ある空間づくりを支えている東急コミュニティー様。マンション生活のサポートからビルの資産価値アップに向けた提案、リフォーム工事のお手伝いまで幅広く事業展開しています。

設立 1970(昭和45)年4月8日 / 所在地 東京都世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエアタワー
URL http://www.tokyu-com.co.jp/
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東急コミュニティー様の良きITパートナーとして、今後ともお客様のビジネス拡大のお手伝いをさせていただきます。
全社サーバの仮想化移行において、多くのお客様が社内の各部署との調整やその計画実行において悩まれていらっしゃるのですが、今回、それらの課題を一つひとつクリアしてスケジュール通りに移行作業を実施するために、情報システム部様とのとても良いパートナーシップを結成できたことは大変嬉しく思います。
今後もネットワーク、セキュリティーなど当社のインフラ基盤技術を始め、アプリケーション開発から運用まであらゆるIT関連サービスをご提案して参ります。
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