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VMware認定上級プロフェッショナル(VCAP)の資格を日立グループで初めて取得  ~お客さまの仮想化環境における統合監視・運用サービスの充実に向けて~

所属する「仮想化統合監視・運用センター」では、どのようなサービスを提供しているのでしょうか。

仮想基盤を導入しているITシステムの運用現場では、これまでの物理環境にはなかった運用が求められるようになっています。仮想化技術の進展によって、仮想化ソフトウェアだけではなく、サーバーや、ストレージ、ネットワーク機器など、関連するコンポーネント全体をとおした広い知識が必要になってきているからです。

仮想化基盤では、不具合が発生した場合、原因がハードウェアにあるのか、仮想化ソフトウェアの設定が間違っているのか、それとも、そもそもの使い方に間違いがあったのかなど、切り分けにあたって確認すべきポイントが数多くあります。そのうえ、リソースの最適化やディザスタリカバリ(*)といったさまざまなソリューションが提供されており、運用管理者がマニュアルを参照したり、操作を覚えたりする必要のある運用ツールも増えていきます。

* ディザスタリカバリ:災害や障害を受けたシステムを復旧・修復すること

こうした複雑化する仮想基盤では、「いかにして運用管理環境を改善するか」がポイントになります。24時間365日体制でお客さまシステムの監視や性能分析、運用業務をリモートで行う「仮想化統合監視・運用センター」は、お客さまに代わって不具合の原因を的確に判断し、解決策を提示することで、お客さまの運用現場の負担軽減とシステムの安定稼働をお手伝いしたいと考えています。

日立システムズ 事業戦略・開発本部  仮想化統合監視・運用センタ 杉本 智

VCAPについて教えてください。国内の資格者は少ないそうですが、重要性は今後増していくのでしょうか。

VMware社の認定資格の中には、データセンターの仮想化に関する導入・展開の資格として広く普及している「VCP(VMware Certified Professional;VMware認定プロフェッショナル)」があります。そして、このVCPの上位資格として設けられたのがVCAPです。VCAPには運用管理者向けの「VCAP-DCA(Data Center Administration)」と、設計者向けの「VCAP-DCD(Data Center Design)」の2種類があり、私が取得したのは前者のVCAP-DCAです。

VCAPの試験は、実際にマシンにリモート接続し、設問に従った環境を作ったり、問題の原因を調査したりといった実技形式で行われ、VMware製品に対する広く深い知識が問われます。またVCPと違って、出題文も使用するソフトウェアもすべて英語のため、英語での読解力も要求されます。

VCAP-DCAの試験内容(画面イメージ)

すでにVCP資格者が一般的となってきた今、まだ取得者が少ないVCAP(*)は、他社より優位に立てる資格だと思っています。実は、私が担当しているお客さまの案件では、VCAP資格者をプロジェクトメンバーに含むことが入札条件の1つになっていました。仮想化技術がミッションクリティカルな基幹系システムやネットワークへも普及している中、VCAPレベルの技術は必須になっていくだろうと考えられます。

* 日本国内の資格取得者数:146名(2013年5月28日現在、VMware社の技術者含む)

実技形式のみのVCAP試験に向けて、どう勉強を進めていったのですか。

製品について学ぶためにナレッジベースなどを調べる際、最新の情報は日本語化されていないので、英語で検索して英語で理解する必要がありました。英語のリーディングはある程度できましたので、読解はなんとかなりましたが、最大の問題は、マニュアルを読んで理解した技術を、実際に試せないことでした。特にトラブルシューティングに関しては、実際に試そうにも、その状況を作り出すための環境を構築するだけで時間がかかってしまいます。

そこで、VMware社が主催する5泊6日の合宿研修に参加し、用意されているラボ環境で集中的に学習しました。合宿中は一切の日常業務ができませんし、受講料も決して安くはありませんから、事前に部内で調整する必要があります。こうした試験対策コースの受講は必須ではありませんが、試験前にできるだけ多くの環境を体験しておくことは、VCAP合格にもっとも有効だと思います。

この合宿研修で学んだことは、試験対策としてはもちろんですが、実際にお客さまシステムで問題が発生した際、どこを確認すれば問題箇所を推測できるか、また、どのスクリプトが有効であるかなど、業務にも役立っています。

VCAP資格者としての経験と実績を、これからどう生かしていきたいですか。

「仮想化統合監視・運用センター」は、日立グループが展開するデータセンターサービスとの連携も含め、企業の基幹業務システムから社会インフラまで、あらゆるシステムの運用を丸ごと任せていただける、他社には真似のできないワンストップの運用支援サービスを目指しています。

その実現に向けた取り組みの1つとして、仮想基盤における高い設計・運用技術を証明するVCAP資格者を増やしていく必要があります。日立グループは、市場価値の高い資格取得のための体制づくりや教育プログラムの充実に力を入れており、その結果、VCPを始めとして資格者数は他社と比べて上位にランクインしています。私自身のレベルアップという点ではもちろん新しい資格にもチャレンジしていきますが、まずはグループ内VCAP資格者第一号として、私の経験をグループ内へ広くフィードバックし、グループ全体のサービスレベルのさらなる向上に貢献したいと考えています。これからも日立グループの総合力にご期待ください。

日立システムズ 事業戦略・開発本部  仮想化統合監視・運用センタ 杉本 智

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