今、注目されている仮想化技術。
これから仮想化を必要とされる方に、基礎知識をわかりやすくご紹介します。
仮想化は物理ハードウェアの余剰リソースを有効活用するための技術
仮想化とは、サーバなどのハードウェア内のリソース(CPU、メモリ、ディスク)を、物理的な構成にとらわれずに、論理的に統合・分割できる技術のことです。
仮想化にはサーバ仮想化・ストレージ仮想化・デスクトップ仮想化・ネットワーク仮想化などさまざまな種類がありますが、ここでは、一般的な仮想化であるサーバ仮想化について解説をします。
近年、ハードウェアが高性能になり、サーバの処理能力は飛躍的に上昇しています。その反面、リソースが効率的に使用できず、余剰リソース化してしまっています。
※世の中のサーバの90%以上は、CPUの平均使用率が10%以下と言われています。

この余剰リソースを有効活用できるのが仮想化であり、その技術をサーバに適用したのがサーバ仮想化です。
サーバ仮想化を簡単に言うと、1台の物理サーバで未使用となっているリソースを複数のサーバに割り当てて活用することです。リソースを柔軟に割り当て、処理のピークを自動的に分散させることができます。さらに、今まで常識であった「1台のサーバで1つのOSのみが動作する」状況が、サーバ仮想化によって「1台のサーバで複数のOSを同時に動作させる」ことが可能になります。

仮想化はクラウドコンピューティングを支える技術
最近よく耳にする「クラウドコンピューティング」は、世界各地にあるサーバ群を巨大な資源とみなし、ネットワークを介してユーザがサービスを利用する仕組みのことです。
ネットワークの向こう側で、実際にはどのサーバやデータベースに接続しているのか分からないため、雲をイメージさせることが、クラウドコンピューティングの語源と言われています。
クラウドコンピューティングは、不特定多数の利用者のさまざまな要求に対し柔軟かつスピーディに応える必要があり、そのインフラリソースには莫大な負荷が掛かります。これを支えている技術が仮想化技術なのです。
仮想化によってサーバ内のリソースを有効的に、かつ最適化させ、少ないサーバ数で、クラウドコンピューティングに必要なエネルギー消費を抑制しています。
仮想化技術があってこそ、世界規模のクラウドコンピューティングが実現されているのです。
仮想化の歴史は意外に長い
「仮想化」という言葉は歴史が長く、コンピューター黎明期であった1960年代から使用されています。
ITの歴史は仮想化の歴史と言っても過言ではありません。1960年代、大規模なメインフレームのパーティショニングを行い、ハードウェアの使用率を向上させるために仮想化技術が開発されました。
日立情報システムズは、1959年の創業以来、IT技術の変遷とともに歩み、その時代その時代で、お客様業務に最適なビジネスサービスをご提供しています。








